1. 歯科医院は「チーム」で動いています
こんにちは。
連載コラムの最終回は、当院の「チーム医療」についてお話しします。
田中歯科医院では、歯科医師だけでなく、歯科衛生士、歯科助手、管理栄養士、保育士、歯科技工士など、多職種の専門スタッフが在籍しています。
「お口の機能」や「子供の成長」という複雑な課題に対しては、歯科医師一人の力では限界があります。それぞれの専門家が連携することで、患者様を多角的に、そしてトータルにサポートすることが可能になります。

2. 各スタッフの役割と連携
①歯科医師(リーダー・診断)
全体の治療計画を立案し、診断を行います。口腔機能発達不全症の診断や、矯正治療の必要性の判断、治療の進行管理を担います。
②歯科衛生士(メンテナンス・MFT指導)
お口の中のプロフェッショナルです。
虫歯や歯周病の予防処置はもちろん、MFT(口腔筋機能療法)の主担当として、お子様に直接トレーニングを指導します。
日々の診療の中で、お口の汚れ具合から「あまり噛めていないのでは?」と気づき、ドクターや管理栄養士につなぐ重要な役割も果たします。
③管理栄養士(食育・生活習慣指導)
ここが当院の大きな特徴です。「お口の外」からのアプローチを担当します。
・食習慣の分析: 「柔らかいものばかり食べていないか」「丸飲みしていないか」など、食事内容や食べ方をチェックします。
・具体的な提案: MFTの効果を高めるための「噛み応えのある食材」の選び方や、調理の工夫、正しい姿勢での食事指導を行います。
・栄養指導: 虫歯予防のための間食(おやつ)の選び方や、妊娠中のお母さんの栄養相談、高齢者の低栄養予防まで幅広く対応します。
④歯科助手・保育士(環境づくり・サポート)
診療の補助だけでなく、お子様が安心して通える環境を作ります。
保育士は、小さなお子様連れの親御様が安心して治療を受けられるよう託児を行ったり、お子様の緊張をほぐしたりします。
また、歯科助手もMFTのサポートや、資料作成(写真撮影や検査)を行い、スムーズな診療を支えます。
⑤歯科技工士(装置の作製・調整)
院内に歯科技工士がいることで、矯正装置や入れ歯の微調整をスピーディーに行うことができます。
患者様のお口にぴったり合った装置を作ることで、治療効果を高めます。
3. 医科歯科連携の視点
お口の機能は、全身の健康とつながっています。
アレルギー性鼻炎や扁桃肥大などが原因で口呼吸になっている場合は、耳鼻科医との連携も必要です。
当院では、必要に応じて医科とも連携を取りながら、お子様の健やかな成長を見守ります。

4. 最後に
全5回にわたり、口腔機能についてお話ししてきました。
「食べる」「話す」「呼吸する」。当たり前のように行っているこれらの機能ですが、正しく育てることは、お子様の一生を支える財産になります。
田中歯科医院は、ただ歯を治すだけでなく、患者様の「生きる力」を育む歯科医院でありたいと考えています。
お口のことで気になることがあれば、どんな小さなことでも、私たちチームにご相談ください。これからも、地域の皆様の健康を全力でサポートしてまいります。

監修:田中 秀直
経歴:
2001年3月 朝日大学歯学部 卒業
2001年4月 第94回歯科医師国家試験合格/歯科医師免許取得
2001年4月 大阪歯科大学大学院 歯学研究科(口腔衛生学専攻)
2001年4月 大阪歯科大学附属病院 予防歯科 勤務
2005年3月 大阪歯科大学大学院修了/歯学博士取得
2006年 西宮 白石デンタルクリニック・脇歯科医院 勤務
2007年 田中歯科医院 勤務
2012年 ハーバード大学(USA) エステティック&インプラント卒後研修プログラム修了
2012年 ペンシルバニア大学(USA) エステティック&インプラント卒後研修プログラム修了
2014年 医療法人 田中歯科医院 設立
職歴:
大阪府歯科医師会附属歯科衛生士専門学校 非常勤講師(2009年~)
大阪歯科衛生士専門学校 非常勤講師(~2004年)
国際東洋医療柔整学院 非常勤講師(~2004年)
国際東洋医療鍼灸学院 非常勤講師(~2004年)
太成学院大学歯科衛生専門学校 非常勤講師(~2008年)
行岡保健衛生学園歯科衛生科 非常勤講師(~2009年)
ビクトリアキッズイングリッシュアカデミー 園医(2014年~2015年)
保育ママスキップの委任状 園医(2015年~)
歯科外来診療環境体制加算の施設基準に係る研修(2015年~)
エンジェルキッズ 園医
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