歯並びを整える方法として、従来のワイヤー矯正に加えて、透明で取り外し可能な「マウスピース矯正」への関心が高まっています。見た目に配慮できる矯正方法として、学生から社会人、子育て中の方まで、さまざまなライフスタイルに合わせやすい矯正方法として注目されていますが、その効果について疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、マウスピース矯正がどのような効果をもたらすのか、実際にどんなメリットやデメリットがあるのかを整理してお伝えします。
1. マウスピース矯正の効果
マウスピース矯正は、取り外し可能な透明の装置(アライナー)を使って、少しずつ歯を移動させる矯正方法です。ワイヤーやブラケットを使用せず、外見に配慮したい方から選ばれている矯正方法の一つです。主な効果には以下のような点が挙げられます。
①歯並びの改善
歯に少しずつ力をかけて位置を動かし、理想的な歯列を目指します。軽度から中等度の歯列不正(すき間、ねじれ、前歯の出っ張りなど)に対応できるケースがあります。
②噛み合わせの調整
マウスピース矯正は、見た目だけでなく噛み合わせにも働きかけます。上下の歯の接触が改善されることで、顎への負担が軽減され、将来的な顎関節への負担軽減が期待される場合もあります。
③むし歯や歯周病リスクの軽減
歯並びが整うことで、歯磨きがしやすくなり、磨き残しによるむし歯や歯周病のリスクを抑えやすくなると言われています。
④顔貌のバランスが整う
歯並びと噛み合わせの改善によって、口元の見た目や横顔の印象が変わるケースもあります。
⑤歯ぎしりや食いしばりの緩和
不正咬合によって起こる歯ぎしりや食いしばりは、噛み合わせの改善によって緩和されることがあります。長期的には症例によっては、歯の摩耗や顎の痛みの軽減されることもあります。
見た目の変化だけでなく、機能的な面にも効果がある点が、マウスピース矯正の特長です。
2. マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正には、従来のワイヤー矯正にはない多くのメリットがあります。それらを順に整理してご紹介します。
①目立ちにくく、日常生活に支障が少ない
透明なマウスピースは装着していてもほとんど目立ちません。接客業や人前に出る機会が多い方にも選ばれやすい矯正方法です。
②取り外し可能
マウスピースは食事や歯磨きの際に取り外せるため、矯正治療をしていない時と同じように歯磨きが可能です。
③食事制限が少ない
マウスピースを外して食事ができるため、ワイヤー矯正に比べて食べ物の制限を感じにくい傾向があります。
④治療経過の見通しが立てやすい
専用のシミュレーションソフトにより、治療の流れや目標があらかじめシミュレーションで示されることで、治療イメージを把握しやすいでしょう。
⑤金属アレルギーのリスクがない
金属を使用しない素材のため、金属アレルギーの懸念がある方にも検討しやすい選択肢の一つです。
こうしたメリットにより、マウスピース矯正はライフスタイルに合わせて検討されることが増えている矯正方法です。
3.マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正には多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。治療を始める前に、こうした点を理解しておくことが重要です。
①装着時間を守る必要がある
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が原則とされています。装着時間が不足すると、歯の移動が計画通りに進まず、治療期間が延びてしまう可能性があります。
②自己管理が求められる
マウスピースは取り外し可能である反面、患者さん自身の管理に任される部分が多くあります。外した後の紛失や装着忘れが続くと、十分な治療効果が得られません。
③複雑な症例には向かない場合がある
歯の大きな移動や、顎の骨格に問題があるような複雑な症例では、マウスピース矯正では十分な効果が得られないことがあります。こうした場合には、ワイヤー矯正や外科的処置が必要となるケースもあります。
④定期的な通院が必要
マウスピース矯正でも、歯医者での定期的なチェックと調整が欠かせません。間隔は1〜2か月に一度程度ですが、通院を怠ると治療計画にズレが生じる可能性があります。
⑤装着中の発音の違和感
慣れるまでは、マウスピースを装着していると発音に若干の違和感が出ることがあります。特に「サ行」や「タ行」の発音がしづらくなる傾向がありますが、多くは数日〜数週間で慣れるでしょう。
デメリットを理解したうえで、自分に合った治療法かどうかを歯科医師とよく相談することが重要です。
4. 谷町四丁目の歯医者 医療法人 田中歯科医院の歯並び矯正治療
大阪市中央区・谷町四丁目駅から徒歩1分の歯医者、医療法人田中歯科医院では、患者さんのお悩みに寄り添い適切な治療のご提案が出来るよう、幅広い歯並び矯正治療に対応しています。
《谷町四丁目の歯医者 医療法人田中歯科医院の歯並び矯正》
♦歯並びだけでなく理想のEラインに近づけるマウスピース矯正
♦子どものうちから顎と歯並びの状態を整える小児矯正・予防矯正
♦気になる部分だけ!少ない負担で整った口元を目指すプチ矯正・部分矯正
医療法人田中歯科医院の透明で目立ちにくいマウスピース矯正「インビザライン」を取り扱っています。
痛みが少なく、なるべく抜歯をしないマウスピース矯正・インビザライン矯正を心がけています。
歯並び矯正治療を検討していても、周囲に気付かれずに歯並び矯正をしたい、矯正治療中でも気にせずに食事を楽しみたい、金属アレルギーがある、などで従来のワイヤー矯正に抵抗をお持ちの方はご相談ください。
医療法人田中歯科医院は、谷町四丁目駅周辺の患者さんがどなたでもリラックスし安心して通える歯医者を目指しています。
歯並び・Eライン・噛み合わせを整える歯の矯正をはじめ、歯を輝かせるホワイトニング、失った歯のインプラント治療にも注力しています。
▼医療法人 田中歯科医院の歯並び矯正の詳細はこちら
https://www.tanakadent.com/menu-list/orthodontics/
まとめ
マウスピース矯正は、見た目が目立ちにくく衛生面など多くのメリットがある一方で、装着時間や自己管理が求められる治療方法です。歯並びの改善だけでなく、噛み合わせや口元の印象、口腔内の健康維持にも効果が期待できます。ただし、適応範囲やリスクも存在するため、信頼できる歯科医師との相談を通じて、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
大阪市中央区、谷町四丁目駅周辺でマウスピース矯正についてお悩みの方は、医療法人 田中歯科医院までお問い合わせ下さい。
監修:田中 秀直
経歴:
2001年3月 朝日大学歯学部 卒業
2001年4月 第94回歯科医師国家試験合格/歯科医師免許取得
2001年4月 大阪歯科大学大学院 歯学研究科(口腔衛生学専攻)
2001年4月 大阪歯科大学附属病院 予防歯科 勤務
2005年3月 大阪歯科大学大学院修了/歯学博士取得
2006年 西宮 白石デンタルクリニック・脇歯科医院 勤務
2007年 田中歯科医院 勤務
2012年 ハーバード大学(USA) エステティック&インプラント卒後研修プログラム修了
2012年 ペンシルバニア大学(USA) エステティック&インプラント卒後研修プログラム修了
2014年 医療法人 田中歯科医院 設立
職歴:
大阪府歯科医師会附属歯科衛生士専門学校 非常勤講師(2009年~)
大阪歯科衛生士専門学校 非常勤講師(~2004年)
国際東洋医療柔整学院 非常勤講師(~2004年)
国際東洋医療鍼灸学院 非常勤講師(~2004年)
太成学院大学歯科衛生専門学校 非常勤講師(~2008年)
行岡保健衛生学園歯科衛生科 非常勤講師(~2009年)
ビクトリアキッズイングリッシュアカデミー 園医(2014年~2015年)
保育ママスキップの委任状 園医(2015年~)
歯科外来診療環境体制加算の施設基準に係る研修(2015年~)
エンジェルキッズ 園医
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